第五章

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「上地君大丈夫?」 俺達は今、普通に舗道された道を歩いている。 普通の方が逆に危険じゃないと思ったからである。 「全然平気ですよ。それより剛兄の方が心配……」 「え?野久保くんじゃなくて?」 「こういう時性格は確りしてるけど、運動はてんで駄目なんです」 」 「うわ~…」 あれだけ頼りになりそうだったつるのさんが……… 「電話してみる?」 不安そうな顔をしていたのが、いつも通りの太陽のようになり必死でうなずく。  
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