第一章

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  「これを見て下さい。」 そういってパソコンを開ける。 「地図……?」 「貴方達には今ここにいます」 赤い点が集中しているところをさす。 「ここは訳があり言えませんが、一つの廃村です」 「廃村て、村人が誰もおらんてことか…」 河本さんが質問する。 「その通りです。 皆さん、以後質問する際は挙手でお願いします。 では、 ルール説明と致しましょう」 「ちょっちょっとまてよっ!」 あっちゃんがそう口を開くと、 ひゅっ と鋭い音がした。 あっちゃんの肩が血で滲んだ。 「質問は、挙手です」 後ろにはナイフが転がっていた。    
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