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この時点で、だいたいお昼の時間です。
・みんなの輪から少し離れて、お弁当を食べましょう。
この時、先発隊と遅刻者の間には、「遠足気分の温度差」が生じています。
無理に輪の中に入っていくと、「空気の読めない奴」と思われる危険性があります。
また、輪から離れすぎても、「絡み辛い存在」として認識されてしまいます。
適度な距離から、誰かがそれとなく話しかけてくるのを待ちましょう。
・自由時間になります。
適度な距離を保ち、誰かがそれとなく話しかけてくるのを、ひたすらに待ちましょう。
・帰りのバスに乗ります。
バスの中で、先生が「今日の遠足はどうでしたか」と問いかけてきます。精一杯の笑顔で「楽しかった」と答えましょう。
・家に帰ります。
家に帰るまでが遠足と定義して、少しでも「遠足の時間」を稼ぎましょう。
・後日、「遠足の思い出」をテーマにした作文が宿題になります。
包み隠さずありのままに、事実のみを作文にしましょう。
無理に思い出を捏造すると、かえって後々のトラウマになります。
以上が「遠足の作法」です。
皆さんも、正しい遅刻の仕方に習い、遠足の日を上手にやりすごしましょう。
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