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「もーもたーろさん、もーもたーろさん、
おこしにつけたーおにぎりをー
ひーとつーわーたしーに
くーださーいな♪」
「断る、それに俺は桃太郎じゃない、あとその歌止めろ」
毎回毎回飽きないな、お前
そう付け足して俺は目の前の友人、佐野一馬をあしらった。
「む、堅い事言うなよー、マイフレンド桃也
一つでいいからさぁー」
「それも毎回のことだな、まったく…一つだけな」
一つだけくれてやるのも、毎回のことだ。
「おぉ!サンキュ!」
そう言って一馬はおにぎりを頬張った
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