遠い日の詩

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「…久しぶりだね」 ユキの前に立ち、静かに話しかける 「…私ね、ユキに出会えて良かったと思ってる。 ユキがあたしを変えてくれたの。 ユキはそんなつもりはなかったと思うけどね? ユキのおかげで…いろんな人に出会えた。 いろんな事、感じる事が出来た。 あの時、話しかけてくれなかったら …あたしはこの場所に来る事はできなかったかもしれない。 …大切な仲間が出来て。 大切な人が出来て。 あたしは今、とても幸せだよ」 懐かしむように 思い出すように ユキに話しかける そして 手に持っていた白い封筒を そっと置いた――― .
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