Genius1:世界を越えた少女

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  ―5時間後 『じゃあ私、そろそろ寝ますね。 今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました!』 「ふふっ 楽しんでもらえて良かったわ♪」 「明日からも宜しく頼むよ」 『はい、おやすみなさい!』 もーやばい! 宍戸家やばいよ!大好きだ! 顔がニヤけちゃうよ。 宍戸ともいっぱい喋れたし……幸せ幸せ~♪ 私は幸せな気持ちいっぱいで、スキップをしながら自分の部屋に向かう。 「おい」 階段を昇ろうとした時、後ろから誰かが喋りかけてきた。 『りりリり、亮…!』 「どもり過ぎだろ…」 そう… 話し掛けてきたのは、私の愛しのダーリン…宍戸亮くん! まさか、宍戸から話しかけてくれるなんて… …も、萌えるっ…! 「おい、大丈夫か…?」 『え、あ、何が?(やばい、ヨダレ出そう)』 「…なんか 変な顔してたからよ…」 『いや、これ普通の顔なんですけど』 雨芽ちゃん、ショーック…! 「ははっ 悪ぃ悪ぃ!」 宍戸が、まったく悪気のない笑顔を振り撒いてくる。 やばいやばいやばいやばいやばいやばい(以下省略 この笑顔は や ば い ……! 『も…ダメ…、』 「あ?」 ……ブフォッ!!(鼻血) 「………」 『………』 や っ ち ま っ た 。 私に大量の鼻血を吹き掛けられた宍戸は、呆然とした顔で立ち尽くしている。 最 悪 だ … ! あっ!そういえば… 私がアンケートで答えたのって… 逆ハーじゃなくて、 『ギャグ』 じゃん。  
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