3人が本棚に入れています
本棚に追加
世界ってこんなに簡単な仕組みなんだって知ってるのに…
なんで俺は自分の人生一つ上手くやってけないんだ?
楽な人生の筈なのに。
俺が望んだ人生なのに。
俺は産まれてこなけりゃ、生きてる意味なんかに迷う事なんてなかったと思うよ。
妹「ありがとう…」
この言葉に俺は、そんな事を考えていたんだ。
俺「良いからもう帰れ。」
自分に、そして何かに苛立ちながら俺は妹に言った。
クソ…
「いやー、今日は良かったわぁー」
店から出てきた清々しい顔付きの友達が俺に言う。
俺「……」
友達「お前はどうだった?俺は今日の子、可愛いくてさ!ユキって子(笑)」
俺は何がしたかったんだろぅ…
気付いたら俺は、友達の胸ぐらを掴んでた。
俺「そいつは俺の彼女だよ!」
クソッ
俺は馬鹿だ。
大馬鹿だ!
何が“俺の彼女だ”だ!
自分でも知ってるだろ!
嫌なら最初から風俗で働かせるなよ!
そんな事は最初から分かっていただろ!
何で俺は今、友達の胸ぐら掴んでる?
何で怒ってるんだ!?
クソッ!
最初のコメントを投稿しよう!