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あまりのかわいさに教室中の男子が騒ぎ始めたのは言うまでもない。
「うぉースッゲー美人!!護、見てみろよ」
護は勢いよく立ち上がった。
「な、何でアンタがココにいんだよ!?」
「あら護君。なんて偶然なのかしら~ホホホホ」
その顔は笑っているが明らかに仕組まれた事なんだろう。
二人の会話を聞いて教室中の男子の視線が護を射抜いた。
何か心が痛い…
「オイ護、あの子とどういう関係だ!?」
「いや、単なる顔見知り?だ…」
「………」
さぁ、ここで天然・塚原先生の登場です!
「あら、道引君と知り合い?ちょうどいいわ。道引君の後ろ空いてるからそこ座って」
そんなことしたら護が飢えた野獣たちに殺されてしまいます!
雨宮は護とすれ違いざまに机の横に紙袋を置いていった。気になったが後回しにすることにしよう……
雨宮は席に着くと身を乗り出して護に話しかけてきた。
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