一 静止する日常

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 午前0時。布団にくるまりながら、結衣は「停止」していた。 少し前までいろいろなことを考えていたが、もうどうでもよくなってしまった。 ……行きたい… ……どこか遠くに…… ……逃げたい                           気付けば結衣は 夜の街に飛び出していたのだった。
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