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「……あ…」
結衣はふと、ある二つのことを思い出した。
「……み…なと?」
「何?あ、もしかしてまだ寝ぼけてんの?」
「……湊なの!!?」
ベッドから跳び起き、少女――湊の肩に掴みかかった。
「ひゃあ!!なっ何よ結衣!!そうよ、アタシは湊!!神崎湊!!」
「…神崎…湊…」
湊の顔が自分にそっくりなのを見て、結衣が直感したこと。それは正解だった。
神崎湊。彼女は
産まれた時に死別した
結衣の
双子の妹だった…
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