一 静止する日常
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「…やっぱり…結衣も嫌でしょ?」 「……」 結衣は目を見張ったが、すぐに言葉の意味を理解した。 そうか 両親は「私」を理由にしたんだ 別れないための理由に 「私」を使った 叫べたらどんなに楽だったろう どんなに心が晴れただろう 「馬鹿にしないで」と 「あんたたちが現状を壊すのが怖いだけでしょ」と だけど 想いはきっと伝わらない それはこの17年間で痛いほど学んだ
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