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リビングに戻り、時間を確認する。
今は10時過ぎくらい。
まだ平気……。
ーﾊﾟﾀﾝ
携帯を閉じ、軽くため息をついて壁にかかっているカレンダーを見つめた。
「今日も無理だろうな……」
そして、カレンダーに近寄り、赤マジックを手にとり、
……今日の日付、つまり１日のところに大きく×印をつけた。
「元旦くらい、帰ってきてよ……お母さん」
カレンダーを見つめたまま、私は１人呟く。
……期待なんて、してなかったけど。
でも
いくら忙しくったって……元旦くらい、一緒におじいちゃんの所に行ったっていいじゃない。
貴女の父親でしょう？
仕事の方が
大事なの？
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