《紫》PURPLE

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その不思議な葉で、全ての傷口を塞ぎ、一息つくと、どこか冷たく感じていた紫色に、温かさを感じた。 すると、今まで張り詰めていて気付かなかったのか、ホッとしたからか、とても甘い匂いが、僕を包み込んだ。 疲れている体が、無償に甘い物を欲して… 紫の花の蜜を、ゴクリとのんだ。 途端に 甘い痺れが体を駆け巡る。 …? 体が急に重く目の前が暗くなり、 毒…?! そう理解した時には、意識は闇に堕ちて行った。 .
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