《出発》DEPARTURE

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君がいなくなって、幾つもの夜と、それと同じだけの朝を迎えた。 もう何日間、こうして捜し歩いているのだろう? 仕事も手に就かずに放ったらかしにしてきた。 桜の咲く頃出逢った。僕の所に現れ、桜の散る頃何も言わずに、消えていった君。 たった数ヶ月。 あれは寂しさが俺にみせた、幻だったのだろうか? …それすらも定かではない。 .
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