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レアルアースへ帰還した5体のガンダムとパイロットたちをクルーが歓喜あげて出迎えた。
そして、壊滅した基地上空をゆっくり飛行し、全員で黙祷を捧げた。
レアルアースは安全海域の岩場に隠れるように停泊していた。
メインブリッヂにて。
ここから、一番近い我連邦軍の南アフリカ基地へ急ぐ事にした。
2日もあれば、到着出来るのに、南アフリカ基地への入港を7日後にされ、ジェイは怒っていた。
「え~い!いったいどう言う事だ!なぜ7日も待たなければならん!何を考えている!」
「まぁ、いいじゃないの?7日なんてあっという間だろぅ。」
キースがジェイをなだめた。
「その間、また敵さんの攻撃があったら…って事か…?」
バランが言った。
「違う…基地が攻撃されたのに、他の基地から援軍が出た様子がない…」
ゴウが確信をついた。
「この船の事!?」
ラルフが聞いた。
「ゴウとラルフの言う通りだ…あれだけの敵艦隊に援軍も無い…それと、ただの訓練がメインの基地に…なぜ最新鋭の船とモビルスーツ…聞きたい事は山ほどある!」
ジェイが説明した…。
一呼吸おいて、ジェイが言った。
「5日後、南アフリカ基地へ向けて出発する!各自、準備と休養をとっておけ!もしかすると最悪の場合も考えられる…」
クルー全員が
「了解!!」
返事をした。
数日後、モビルスーツのコックピットで調整をしているゴウのところへ、キースが昼食を届けた。
「ゴウ!飯だぜ。」
ポイと弁当を放り投げた。
「この間は…いきなり殴ってわりぃ。」
キースが照れくさそうに言った。
「えっ!謝らないで!あれは僕が悪い!でもおかげで目が覚めた感じだった…ありがとう。」
ゴウはニッコリと笑った。
「ジェイは今度の南アフリカ入りで、戦闘になるかも知れないと考えてる…。ちゃんと準備しとけよ。邪魔したなぁ」
とキースはゴウの場を去った。
「えっ!戦闘?だって連邦軍の基地だよ!」
ゴウが背を向けるキースに言ったが、キースは手を降っただけだった。
5日後…
ブリッヂにてジェイが、
「これから南アフリカ基地へ向う!」
「各員配置につけ!」
「レアルアース発進!!」
レアルアースは飛び立った。
その頃…
南アフリカ基地には、2日後のレアルアース入港の前に、連邦軍の量産型モビルスーツ、ワッズが続々と集まっていた。
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