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レアルアースは南アフリカ基地へ近付いていた。
ジェイはモビルスーツ調整中のラルフをブリッヂに呼んだ。
数時間後、
「各隊員につぐ!一時間後に南アフリカ基地へ到着する!持ち場につけ…最悪の事も考えられる…モビルスーツ隊はコックピットで待機!以上だ。」
と、ジェイがレアルアースのクルー全員に伝えた。
南アフリカ基地内にて。
「謎の最新鋭艦を無傷で手にいれろ!それが軍の決定事項だ!フフフッ…」
「しかし…どこの誰かわからないが、我々連邦軍の名を語る不届き者め!」
「あの基地の襲撃の映像を見る限り、モビルスーツだけでも手に入れろ…」
「しかも、ジェイ・リバーブックの名を語るなんてな…もう10年も前に戦死したパイロットの名だ…」
ピィ…
「レアルアース着艦します!!」
(フュィィィーン)
レアルアースは着艦し、南アフリカ基地が指示して来た通り、ジェイとクルー全員が船を降りた。
そしてジェイだけが、基地内に連れていかれた。
クルーは船の前で固っていた。
「なんて扱いだ!」
「これじゃまるで敵の捕虜じゃないか!」
「それに何?この数のモビルスーツ?」
敷地内に連れていかれたジェイは銃を突付けられた!
「そこまでだ!!連邦軍の名を語る愚か者め!!何が目的だ!!」
「さぁ!言え!」
(ドカッボカッ)
ジェイは膝間つかされた。
「どう言う事だ…騙したのか…。」
ジェイはにらみ付けた!
「ウソを言ってるのはそっちだろ!!」
「調べたところアイスランド基地は革命軍の襲撃にあい…壊滅。そして生存者はゼロ…。それが軍の調査報告だ…。」
「生存者ゼロ…だと…」
ジェイは声が震えた…。
ジェイは奥歯を強くかみしめた。
「カチッ」
「ジェイの合図だ!!」
(ドゴーン)
ステルス・ミラージュで、すぐ基地隣りに潜んでいた、ラルフのファントムガンダムが基地に穴をあけ、ジェイを救い出した。
レアルアースではモビルスーツのコックピットに隠れていた、キース、ゴウ、バランがガンダムを起動させた。
レアルアース外のクルーが量産型モビルスーツ、ワッズに銃口を向けられていた。
するとレアルアースのカタパルトデッキのハッチが開いた。
(ズキューン!ズキューン!)
クルーを囲んでいたワッズが爆発し、その瞬間、クルーは船内に戻った。
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