ごっちゃり

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    (ヒバツナ)   ※10年後です。 本誌なのでコミック派の人ごめんなさい           ねえ、君は今までどこに行ってたの?ずっと探してたんだよ。なんで君はそんなに傷付いているの?なんでそんなに苦しそうにしているの?ねえ、綱吉   僕はあの場に居たくなかった。ハッキリ言って今はここがどこで何が起こっているのかよくわからない。でも分かっているのは、今は危険な状態に居る事だ。現に山本や獄寺、それから傷付いている綱吉。愛しい人は痛々そうに頬に傷跡を擦っている。僕はそれにすごくムカついた。   「い、だだ!」   綱吉が目に涙を溜めながら悲鳴をあげた。何故なら僕がその頬を抓っているから、綱吉は、やめてくらはい!と泣きながら僕の手を離した。そしてまた擦る。   「…誰にやられたの」   「え…と」   綱吉は困惑したように俯く。それに僕はまたムカついたから再び抓った。   「言います言います!離してくださいヒバリさん!!」   うう、と頬を押さえる綱吉が可愛く思える僕はSだろうか?                       とりあえずは綱吉の話を訊く。話すのが苦手なのかたまにどもるがそこは身振り手振りで頑張ってた。そこが可愛いと思う。   「…て、事なんですけど…」   僕は少し、いや、かなり気分が悪かった。だって、すぐに綱吉を助けられなかったし、すごく悔しい気分になる。綱吉はそんな僕を見て申し訳なさそうにしている。ああ、こういう時ってどう言うんだったか…   「…ごめん」   「え…」   今のは自分でもびっくりした。言葉が自然に出たのだ。でもそれは間違ってないような気がする。   「い、いえ…俺も…悪かった、です…」   綱吉が苦笑いで言った。なんとなく愛しさを覚え、僕は身を乗り出して綱吉の頬に手を寄せ、そして   キスをした   「…っ」   綱吉は一瞬固まったがすぐに顔を真っ赤に染めた。そして一言   「僕を心配させた罰だよ」   そう言うと、綱吉は更に顔を真っ赤にした。そして僕が出て行った後から聞こえたのは悲鳴のような声だった…               end   <あとがき> なんじゃこりゃ 最初から甘ですいません… そしてコミック派の人すいません… ていうか本誌でヒバツナがない!!←
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