3 ギルド

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それから、二人は歩き今は酒場の前にいる。 リョウ「ここか…?」 カオリ「ここのはずだけど…?」 リョウ「どう見ても酒場だろうが!こんな酒臭いとこにギルドがあるはずないだろ!」 カオリ「あれ~?おかしいな~。間違えちゃったかな…」 リョウ「しっかりしてくれよ隊長~!」 カオリ「私は、隊長じゃない!姫様よ!リョウこそしっかりしてよ!」 リョウ「どこに姫様がいるんだよ!どこに!」 カオリ「ここにいるでしょ!見えないの!?」 リョウ「見えませ~ん」 カオリ「…もう、いいわよ。早くギルド捜して来て~!」 男性「そこで、何をしてるんだ?」 リョウ「あ!イカツイおじさん!ギルドってどこ?」 男性「イカツクねぇ!しかも、俺はまだ20代のピチピチだ!」 リョウ「嘘だ~!絶対40代だろ!嘘つくな!」 男性「嘘じゃねぇよ!信じろ…よ…!」 リョウ「信じら…れ…ない…」 二人の後ろには…。 カオリ「お二人さん…そろそろ辞めてね?」 鬼がいた…。 リョウ・男性「…はい。」 カオリ「よろしい!」 これが女だと二人は思った。 リョウ「じゃあ、おじ…お兄さん、ギルドの場所教えて。」 お兄さん「今、おじさんって言おうとしなかったか!?」 リョウ「しないよ!おじ…お兄さん!」 お兄さん「今言った!」 カオリ「まだ懲りない…?」 二人「し、失礼しました!」 二人が土下座しこの場はしのいだ。 カオリ「お兄さん。ギルドはどこ?」 お兄さん「ここだけど?」 リョウ・カオリ「えぇ~!?」 リョウ「なんで酒場なんだよ!」 カオリ「そうよ!どうみても酒飲みの客しかいないじゃない!」 お兄さん「中にはいればわかるよ!ついて来な!」 リョウとカオリは、おじ…お兄さんの後ろをついて行った。 お兄さん「ここだ。」 リョウ・カオリ「へぇ~!」 そこは、普通のカウンター。とてもギルドには見えない…。 リョウ「登録して早く撤退しようぜ~!」 カオリ「そうね!早く帰りたいわ。」
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