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それから、二人は歩き今は酒場の前にいる。
リョウ「ここか…?」
カオリ「ここのはずだけど…?」
リョウ「どう見ても酒場だろうが!こんな酒臭いとこにギルドがあるはずないだろ!」
カオリ「あれ~?おかしいな~。間違えちゃったかな…」
リョウ「しっかりしてくれよ隊長~!」
カオリ「私は、隊長じゃない!姫様よ!リョウこそしっかりしてよ!」
リョウ「どこに姫様がいるんだよ!どこに!」
カオリ「ここにいるでしょ!見えないの!?」
リョウ「見えませ~ん」
カオリ「…もう、いいわよ。早くギルド捜して来て~!」
男性「そこで、何をしてるんだ?」
リョウ「あ!イカツイおじさん!ギルドってどこ?」
男性「イカツクねぇ!しかも、俺はまだ20代のピチピチだ!」
リョウ「嘘だ~!絶対40代だろ!嘘つくな!」
男性「嘘じゃねぇよ!信じろ…よ…!」
リョウ「信じら…れ…ない…」
二人の後ろには…。
カオリ「お二人さん…そろそろ辞めてね?」
鬼がいた…。
リョウ・男性「…はい。」
カオリ「よろしい!」
これが女だと二人は思った。
リョウ「じゃあ、おじ…お兄さん、ギルドの場所教えて。」
お兄さん「今、おじさんって言おうとしなかったか!?」
リョウ「しないよ!おじ…お兄さん!」
お兄さん「今言った!」
カオリ「まだ懲りない…?」
二人「し、失礼しました!」
二人が土下座しこの場はしのいだ。
カオリ「お兄さん。ギルドはどこ?」
お兄さん「ここだけど?」
リョウ・カオリ「えぇ~!?」
リョウ「なんで酒場なんだよ!」
カオリ「そうよ!どうみても酒飲みの客しかいないじゃない!」
お兄さん「中にはいればわかるよ!ついて来な!」
リョウとカオリは、おじ…お兄さんの後ろをついて行った。
お兄さん「ここだ。」
リョウ・カオリ「へぇ~!」
そこは、普通のカウンター。とてもギルドには見えない…。
リョウ「登録して早く撤退しようぜ~!」
カオリ「そうね!早く帰りたいわ。」
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