決意と

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僕はお尻からドスッと 着地した。 着地は全く想像以上に 痛く無かった それはなぜか? 答えは、 僕があのお姉さんのいる カウンターの前ではなく 茶色い高級そうな ふかふかのソファーの 上に着地したからだった。 僕が着地した部屋は、 子供部屋にすれば 十分なくらい、 四人家族のリビングにすれば 少し狭いくらいの 校長室のような 所だった。 僕の横には ソファーとは違う、 木でできた茶色い これまた高級そうな 会社の机?が 置いてあった。 窓にブラインドが つけられていて 外の様子はわからず 今が何時頃かも わからない。 でも多分もう夜だろう。 そしてその机に 両膝をつき自分の 両手の指を絡ませて そこにあごを置いて こちらを笑顔で 見つめる30歳くらいの 男性がいる。 「やぁ、南 礼御(レオ)君」
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