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「疲れたぁ~」
と、僕の肩に寄り掛かるようにして
人の耳もとで、吠えたてるのは
クラスメートにて同じ
僕の大親友、
佐藤 流(ながる)なのだ。
季節は冬 僕たちは
部活が終わり、駅に向かうため途中の住宅街を下校しているところ
「さすがに、校舎10周をダッシュはキツかったね ;」
「ダメだ、、、
家につく前に持病の脳震盪が再発して
倒れるかもしれない...」
と言って、流は僕の肩に
もっと体重をかけてくる。いくら、流が普通の体格の少年でも、そろそろ重いぞ、オイ;
まったく、
僕も10周走ってスタミナ切れ寸前なのに...;3;
僕は、その気持ちを一応表には出さず、
肩に寄り掛かるこのまるで牛と化した少年に問いた。
「あれ?
流、持病なんてあったの?
知らなかったなぁ;」
「バァーカ、
本気にすんな。
そんなのあったら多分
マヂでここにいねぇよ」
うん…
どうやら、わざわざ聞いてみた
僕がバカだったらしい
(・_・;)
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