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僕は、例により
スイカではないので、下校する学生で少し混雑している駅の中をくぐり抜け
切符を、買ってきた。
そして、もうすでに改札口を通り中に入って待ってくれている
流のもとへと向かう。
「おせぇよレオ。」
と、財布のチャックを開けたり閉めたりしてグイグィやりながら、
流が言った。
「だから、 切符なんだから
仕方がないでしょ;」
と僕反論。
「だいいち、
流があんな所で立ち止まってるのが
イケないんでしょお
てゆうか、なんで
リポ○タンDなの?
あれって高校生が
しょっちゅう飲むような物じゃ
ないでしょ!」
「いやさぁ、
うちのおやじが
なんか箱買いしてて、
たまに飲んでみたりするんだけど
飲んでるうちに
ハマっちゃってねぇ;
うちに帰ったら、
飲むのが習慣になってたんだよ;」
と頭をかきながら流が言った。
「じゃあうちに帰って飲めばイイじゃん。」
「レオが買ってくれたのが
飲みたかったんだも~ん」
(気持ちワル...)
背中に悪寒が走った
ような気がする。
「ゴメン、、、
僕そっち系の趣味は
持ち合わせて無いから;」
「ふん、
マヂで言ってねぇよ」
と言うと、
頭上にある電光掲示板が
ピンポンと鳴った。
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