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「やべえ、
電車が来たみたいだ」
電車は東ホールから。
「じゃあ
また明日、学校でな」
流は僕の肩をたたいて
そう言うと東のホームへと、
階段をかけて行った。
(まったくいつでも
うるさいやつだなぁ)
僕は流とは正反対
の西ホームへと、
エスカレーターで
上がって行った。
流とは高校で知りあって、
同じ剣道部に入り、
下校はいつもこんな感じだ。
とゆうか、剣道部が校舎10周ってどうかと思うよ
中学では、美術部だった僕は
親に運動系の部活に入れと
うるさいものだから、
礼儀とかにはうるさそうだけど、
練習はそんな野球部とかよりはキツくないだろうと
思って入ったこの部だが…
案の定毎日のように
キツい練習でいっぱいだった!
[シューと音を立てて駅に着いた電車に、中の人が出てから僕は
静かに乗り込む。]
もとから母さんが、
礼儀とかそんな感じの
精神的なものに
スッゴいうるさかったので
初めからこの部に
残れる自信があったから
入部したんだけどね。
そして現に、二年生になって
三年生も引退し、
先生の口うるさい礼儀作法にも
少しは慣れてきたわけで、、
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