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中1になった。
理子と同じｸﾗｽになり
一緒に吹奏楽に入った。
が、やっぱり私の
不登校は再発した。
つまらないｸﾗｽだ。
そう思って話し合い中も
ずっとボーっとしてたら
1人の男子に怒鳴られ
1人の男子に慰められ
でも泣かなかった。
昔から人前では
泣かないって決めてた。
小学校の時も
夜は1人で泣いて
学校じゃ泣かないように
弱くみられないようにと
1人で泣いて発散してた。
ああ、今日も夜は
沢山泣かないとな。
嫌なことがあったら
私そうするんだ。
とうとう、今までに
ないくらい学校に足を
運ばなくなった。
吹奏楽はもちろん退部。
学期毎の出席日数は
ほんとに数える程。
ﾃｽﾄは勉強した時に
やっても赤点だらけ。
でも唯一評価が
よかったのは美術だった。
絵が好きだった私は
知らない間に先生から
絵を評価されていた。
気付いたら賞状も
届いていた。
よくわからないけど
これだけが私の取り柄って
やつなんだと思う。
幽霊部員ではあったが
後に取り敢えず美術部に
籍を置いていた。
家から一歩も出ない
生活に親戚たちは
説教しにきたり、
気晴しをしつつ
説教したり‥‥‥
私は行かない理由が
自分にもわからなかった。
ｸﾗｽってゆうのが
人が沢山いることが
どこか嫌だったのかも
しれないし、もしくは
自分がどうしようもなく
惨めだから人に自分を
見られたくないのかも
しれないし。
みんなには色々と
適当に理由を話す。
昔いじめがあったことは
誰にも言わなかった。
私は少し我儘だから
少しは我慢もしないと。
自分の中にしまっておこう
親への態度は
変わらないけど
家に居る変わりに
家事や勉強は
一応するようにした。
歯医者にも通って
大体綺麗になった。
学校とは別の教室に
通うように自分からも
申し出てみた。
少し大人に近付いた
気がする12歳。
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