rebellious age

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学校に行かない私を みんなが叱った。 母は毎日怒る。 でも何を言ってるのか よく聞き取れない声だ。 キンキンな声。 まるで狂ったような 喋り方なんだ。 たまに優しく喋るけど それが何だか馬鹿に されてるような口調で やけに腹が立ってきた。 次第に私は母に 怒鳴り散らすようになり、 手に終えなくなった母は 祖母に電話を入れて、 電話越しに祖母から 学校に行きなさいと 言われ説教される。 行かないと叩くよって 脅されることも多かった。 でも本当には叩かない。 もう、そう学習してから その脅しは利かなくなった。 父は何も言わない。 たまに何か言うけど その言い方は弱いもので 私は全く怖くもなかった。 父は耳も遠いし基本 喋らない人だ。 私はそんな日々の中 祖母にある日言われた。 「何か嫌なことがあるの?」 私にはそれが沢山あった。 生まれて初めて イライラを感じたのだから。 「お母さんが嫌い」 祖母にそれを伝える。 すると祖母は母に 障害がある事、父も 耳に障害があるから あまり喋れない事を 私に教えてくれた。 「そろそろ分かると思って」 障害の意味はわかる。 学校じゃ弱い人や変な人は ゙害児゙って呼ばれる。 先生が害児って言葉に ついてみんなに注意して その意味についても 話してくれたからわかった。 最近、障害者のテレビも みた事があったし。 私は、祖母の話を聞いて 今までの母の行動や言動が 普通の人と違うと思ったのは 間違ってはいなかった。 .
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