女子高生M美

2/3
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
「なんだかなぁ」 少女は、雑踏の中で立ち止まった。 夕刻の繁華街は、時間に追われた人々が行き交っている。 <そのボール、拾ってくれませんか?> 「えっ!?」 少女は、慌てて振り返る。 そこには相変わらず、無尽蔵な人の流れがあるだけだ。 ふと、足元を見下ろすと、黄ばんだボールが少女に拾われたそうに転がっている。 人波を気にしながらその場にしゃがみ込み、黄ばんだボールを拾い上げた。 「何これ?」 マジマジとボールを眺める。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!