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「瑞希って名前もう使うなよ‥お前は愛美。‥‥愛美は愛美だろ‥?自分を偽んなよ。余計苦しくなるぞ‥‥?」 初めて自分の存在を肯定された気がした。 「‥‥ぅん‥ありが‥と‥」 心が軽い‥湊が支えてくれてるからかな‥‥ 「名前って親が初めてお前に贈ったもんだろ‥。大切にしろよ‥‥大切じゃなかったら名前なんか付けねぇし‥な?」 お父さんとお母さんがくれた‥‥‥最初の贈り物‥ 「贈り物‥?」 湊は笑った。 「あぁ。じゃないと愛美じゃなくて愛美(仮)になってたかもだろ。」 愛してたからあたしの名前があるってこと‥‥‥? 名前なんか無いほうがおかしくて‥‥あって当たり前だと思ってた‥ 違うんだよね‥
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