1133人が本棚に入れています
本棚に追加
♪♪♪――‥ 部屋に着信音が響き渡る。 画面には“社長”の文字。 あたしは深呼吸をして電話に出た。 『遅いじゃないの瑞希。』 「すみません‥」 あたしは、ため息混じりに怒る社長に謝った。 『‥‥まぁ、いいわ‥‥ここから用件よ。テレビ取材が決まったわ。』 社長は喜んでいないみたいな声だった。 「え‥‥」 やっと‥言える‥ 『でも。出させないわ。』 一瞬自分の耳を疑った。 「どう言『どう言ぅも何も。父親にあって話したらあなたは仕事をやめる。NO'1に上り詰めておいて、勝手に辞めるなんて許すはずがないでしょう?むしがよずぎるのよ。』 なに‥‥それ‥ 「騙してたの‥‥?」 震える声で聞いてみた。 『今頃気付いたの?』
最初のコメントを投稿しよう!