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大通りをゆっくり歩く‥
平日にしかも授業あるだろう時間にあるいてたら目立つよね‥
さっきからちらちらと大人の視線‥
背筋に突き刺さるような痛み‥
「ねぇ学校は~?暇ならカラオケ行かない?」
下心見え見えなナンパ‥‥
うざ‥
「行かないです。」
きっぱり言うがあたしの手を無理矢理ひっぱり連れ込もうとする。
「きゃぁぁぁあ!!」
叫んだの‥何年ぶりだろう‥
別に叫ばなくてもあれだけ武道をしてきたから倒せる‥
めんどくさかった‥
全部‥‥全部のことがあたしにとってめんどくさかった‥‥
お母さんとあたしを捨てて出ていったお父さんの怒りもお母さんが死んだ悲しみも全部消えてなくなった‥
記憶を消していく‥
静かに‥‥ゆっくり‥
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