記憶

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「あら?今は紅野 瑞希ちゃんって言ったほうがいいかしら?」 くすくすと高笑いする女‥ なによ‥あたしはもう愛美じゃない!! 「貴方のこといろいろ調べさせていただいたわ。可哀想に‥‥」 ‥!‥同情なんか‥いらない‥ 「とでも言うと思った?あたしは同情なんかしないわよ。しても特がないじゃない。」 タバコをくわえて書類を見ている。 「モデルになる気はあるの?いぇ‥‥見返しましょう?貴方のこと同情するバカな人間達を‥‥‥」 なんで‥こんなにあたしのことを知ってくれてるの‥‥? 「やります‥」 まだ信じない‥‥でもこの人なら信じれる日がくるかも‥‥ 女が立ってあたしに近づいてくる‥ 「雪のように白く透き通ってる肌‥漆黒の髪‥整った顔‥あなたはあたしが一番にしてあげる。」 あたしをゆっくり抱き締める。
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