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「お前は愛美だよ…」 あたしを真っ直ぐ見つめる。 「ちがう…あたしは…あたしは 愛美なんかじゃない…!! だから…関わらないで…!!!」 藤崎は、そっとあたしの髪を掴み髪先に唇を落とした。 そして真剣な顔つきであたしを見つめる‥ 「お前が愛美でも…愛美じゃなくても一緒に居るくらい‥許せよ‥」 あまりに真剣な顔つきで言われて顔が熱くなってしまった。 「冗談はやめてよ。」 ドキドキと高鳴る鼓動とは裏腹に冷たい言葉で突き放す‥ 「冗談‥?俺が冗談言うと思う?」 え‥‥それは‥ 「思う。」 キッパリと言うあたしにため息を吐き手を振って自分のスタジオに帰っていった。
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