国境

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狙撃を警戒しながら進む。 ウォールたちはギリースーツと呼ばれる特別な迷彩服を着ている。 その服は素人が見たら数メートル近づいても分からないはずだ。 しかしウォールが少しさっきよりも早い動きをした瞬間にビューっと音がして近くを弾が通った。 ウォール「クソ!見つかった!」 ハリス「あの岩まで行こう!」 ウォールたちはハリスの指差した岩まで前かがみで走った。 走ってる間にも近くを弾が通り過ぎる。 ウォール「そこまで腕は良くないな。敵の位置は分かるか?」 岩に着き隠れながらウォールが言った。 ハリス「あぁ。400メートル先の木の根元に居る。正面だ!」 ウォール「一か八か奴の弾が当たらない事を信じてぶっ放してみるか!」 ウォールが岩陰からライフルを構えて顔を出す。 「チューン」 岩に弾が当たり跳弾した。 ウォールはそれでもピクリともしない。
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