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自分と同じPMCオペレーターに奇襲され訳も分からないまま逃げ延びたウォールたちは森の中にいた。
森の中は薄暗くひんやりと地面は湿っている。
ウォール「情報が欲しい。町に行こう。」
ハリス「町に!?敵が居る!それも大勢。町には行けない!」
ウォール「でもこのままじゃ帰れない!いつまでもここには居られない!」
ハリス「俺に考えがある。
かなり危険だがさっきとは逆の国境を目指す。
敵もそこまでは追ってこない。」
ウォール「それは無理だ。
反対の国境までは普通に歩いても20日はかかる。
敵が居ることを考えると40日近くかかる。
」
ハリス「あぁ。それは分かってる。
でもこっちはPMC。プロ集団だ。
だがあっちは民兵。素人だ。何とかなるって。」
ウォール「分かった。反対の国境に逃げよう。だがどのみち町は寄るぞ」
ハリス「分かったよ。好きにしてくれ。すぐの所か?」
ウォール「いや、出来るだけ危険は避けたい。この森の中を行けるところまで行く。」
ウォールたちは歩き出した。
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