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田「そんなに信じられないのなら、もう一度試験してみたらどうですか。私も立ち合いますよ」
浦「わかりました。そうします。では、この問題をやってみろ」
修一は、数学教師ともう一人の教師の目の前で問題をスラスラ解いてみせた。
仕上がった答案用紙を採点している数学教師の顔に狼狽が浮かんできた。
『そんな馬鹿な…有り得ない』
田「どうなんですか?」
浦「全問正解です。いゃ、さっきと同じ問題だからだ…。ではこの問題をやってみろ」
数学教師は別の問題を修一に渡した。修一はそれもスラスラ解いてみせた。
それもまた満点だったようだ。
田「どうやらカンニングでは無いみたいですね」
浦「わかった、もう良い。帰りなさい。」
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