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『私のお金ですけど使うことないので使ってください。使われないでここにあるよりもあなたが助かるために使われた方がずっといい。』
願ってもないことだけど…城から金をとるっていうことになってるんだけど…
なんなんだろう…この感じ。罪悪感なのか…とにかくよくわからない。
「でも…やっぱりもらえないよ。」
俺が言うと姫はキョトンとした顔をして首をかしげた。
『城からお金をとるつもりだったんですよね？』
「うん…そうだけど…姫様は好い人っぽいから…なんとなく貰えない。」
俺が言うと姫は困ったように笑った。
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