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「姫様、申し訳ありません。少し、手荒くさせていただきます。」
俺は姫にだけ聞こえるように囁いて、護衛達を睨み付ける。
「動くな!!動いたらこの女の首に血が流れるぞ。」
護衛達の動きが止まる。
さて…この後はどう動くべきか…。姫への誤解はとけたはず。俺はどう逃げようか…。
「構わないわ!早く捕えなさい!!」
俺がいろいろ考えを巡らせていると、女がまたヒステリックに叫んだ。
…おい、ちょっと待て。今この女は何を口走った?姫に傷が付いても構わないってことか?こいつ…王妃は姫の母親じゃないのか?
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