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城の周りを彷徨いていると急に目の前の窓が開いた。
ものすごく驚いて窓の方をみると、華奢な女の子が窓を開けて太陽に向かって大きく伸びをしているところだった。
なんでだかわからないけど、しばらく見つめてしまっていた。
(って俺何してんだよ…)
目をそらして、他の入る場所を探そうと窓に背を向けると、目の前に犬の姿が飛び込んできた。
犬が走るより前に俺は窓に向かって走った。
女の子が気がついて閉めようとした窓を無理矢理開けた。
掴んでた窓を思いっきり開けたから女の子がバランスを崩して倒れ込んでくるのを受け止めつつ、部屋に入り込んで窓とカーテンを閉めた。それから咄嗟に女の子の口を手で塞いだ。
この子は何も関係ないけど、騒がれたら俺の計画が台無しになってしまう。
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