出会い
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これからどう立ち回ろうか考えていると、姫が俺の手の甲をまじまじ見ているのに気がついた。 俺の手の甲には焼き印がある。二重丸の中にクロスのがある。 奴隷の証だ。 両親が死んで、連れてこられた暗い檻の中で腕を押さえつけられ、つけられた印。思い出したくもない記憶。 それを姫はまじまじと見つめている。 「何見てるの?」 俺が聞くと姫はゆっくり顔を上げた。 顔を上げるだけで、何もしゃべろうとはしない。
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