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「璃捺菜って向日葵みてぇだよな‥」
璃捺菜が「えっ?」と顔を俺に向けた。
「なんかうざいくらい明るくて、ひた向きに空見上げてんじゃん?」
パァァッと明るくなったりむぅとして頬を膨らませたりした。
「‥‥それって誉めてるぅ?」
なにか言いたそうな顔で見てくる。
「さぁな♪」
その璃捺菜の顔は可愛くて‥
いじめたくなったんだ。
だからさぁなって曖昧な事を言ったんだ。
今考えたら、璃捺菜はずっと嘘をついてたんだよな‥
俺に‥気付かれないように‥
騙し通してきたんだよな‥。
気付けなくて‥ごめん‥
璃捺菜こと何もわかってたかった‥
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