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今日も屋上まで行こうと思い、階段をゆっくりのぼった。 ドアを開けようとドアノブき手を伸ばしたらしたら、泣き声みたいのが聞こえてきた。 「ッ‥グス‥‥ッヒック」 聞いたことのある声‥‥ 音を出さないようにゆっくりドアを開く―――‥ 泣き崩れている璃捺菜の姿があった‥ 声をかけようとしたが、言葉が見つからなかった‥ 「‥‥‥‥ッ」 ギュウゥゥッ――‥ 俺には黙って後ろ抱き締めるしかできなかった‥‥ だって俺は、不器用だから‥慰める優しい言葉がででこなかったんだ‥ 璃捺菜の髪が俺の頬にあたる‥ 璃捺菜の甘い香りがした‥ 久々に会えた喜びと泣いている璃捺菜への不安が交差する‥
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