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今日は久しぶりに璃捺菜と会う。
明日が試合だから体を休めるために練習を切り上げたからだ。
「璃捺菜!久しぶり。」
屋上のドアを開けるとフェンスに寄り掛かっている璃捺菜がいた。
「翼ぁ☆久しぶり♪」
俺にとっておきの笑顔を向ける。
「明日試合なんだ」
璃捺菜なら来るだろう。
俺は、そう思っていた。
「へぇ♪雨振っちゃったからね☆この前。」
そんな甘い考え通じなかった。
「それで、明日の試合のこと―‥「あのね☆この前ねー♪」
来てほしい‥と言う前に璃捺菜に声をかき消された。
そして、璃捺菜は楽しそうに話を続ける。
俺は言えずにいた。
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