第一章 憧れの彼

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第一章 憧れの彼

私の名前は宮瀬愛梨。 現在高1で、男バスのマネージャーをやっている。 私が男バスのマネージャーをやっている理由は、その男バスに『憧れの先輩』がいるから。 本当は女バスに入ってバスケをしようと思ってたけど、高校に入りたての頃に行なった部活動見学会で、男バスに所属している1人の男子生徒のプレーを見た時から、その男子生徒…憧れの先輩に一目惚れをしてしまった。だから私は、男バスのマネージャーをすることにした。 …一目惚れしてしまった彼を、間近で見ていたかったから。 いつもどおり退屈な授業を受け終わり、さっさと荷物をまとめれば女バスに所属している友達の原木明日香ちゃんと矢崎葵ちゃんと一緒に、足早に体育館へと向う。 「愛梨は授業が終わってからの行動が早いよね~」 笑いながらそう言うのは明日香。明るくて親しみやすい子。 「そりゃそうでしょ?だって男バスには…」 ニヤッと笑って言うのは恋バナが好きで派手めな女の子、葵。 2人とも優しくて、一緒にいると楽しい。
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