第一章 憧れの彼

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泉水先輩と2人で、しばらくおしゃべりをしてたら、下校時間が近いのか、先生に「早く帰れ」って言われた…。 「もう下校時間か。どうせだし、門まで一緒に行くか?」 「そ、そうですね。」 まさかの一言に、びっくりした気持ちとドキドキとが混ざり合った声で答えると、先輩と一緒に門まで向った。 「じゃあ俺、こっちだから。」 微笑みながらそう言って、軽く私に手を振ると、泉水先輩は自分の家に向って歩いていった。 「愛梨ちゃ~ん、さっき泉水先輩と楽しそうに話したね~♪」 「ラブラブだね~、愛梨ちゃん♪」 「そうなのvV話しててめっちゃ楽しか…って!見てたの!?」 「「当たり前じゃ~んvV」」 私が顔を真っ赤にして膨れっ面をしてみれば、その様子を楽しそうに見ながら、からかってくる2人。 全く。恋する乙女をからかわないでよね!? 「もう!2人はなんでいつも私をからかうのさ?」 「「面白いから♪」」 再びハモる2人の台詞。いくら明日香達でも、こういう時だけはムカつくぅ~!!
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