第一章 憧れの彼

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あー、そうか。そういうことか… 先輩の言い方から、どうしたのかがわかった。 そして、それと同時に、これが私に訪れたチャンスであるということも!…っていうのはちょっと言い過ぎかな?f^_^; 「…あの、先輩。もしかして、お弁当…ですか?」 遠慮がちに聞く私に、コクリと頷く先輩。 「あ、だったら心配いらないですよ!」 「?」 私の発言に疑問符を浮かべて、不思議そうな表情をする彼。 そんな彼にお構いなしに話しを続ける。 「今日の私のお弁当、食材の分量を間違えてしまって、いつもよりかなり量が多いんですよ。まぁ、多い分は家に置いてこようかとも思ったのですが、試合後はみんなお腹がすくと思って、あえて全部持ってきたんです!」 「マジ?じゃあ遠慮なく頂くか!この際だし、コンビニで買おうか考えたけど、せっかく作ってきてくれたんだしな。」 「はい!ぜひ食べください♪」
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