本編①

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もうすぐHRが始まる。 その為、新八達2年C組の生徒達が次々と席に着きはじめた。 というのも、土方先生が教室に来たときに席についていないと、恐ろしい目に合うからだ。 新八も他の生徒と同様に席に着く。 そして、周りを見渡すと、クラスメート達がわくわくしているの様子が伺えた。 新八は、 (そんなに楽しみなのか?) と思いつつ、窓の外を眺めていると、左之助に話しかけられた。 左之助「なぁ、新八…」 新八は後ろの席である左之助の方に振り返る。 新八「何?」 左之助「珍しくないか?」 新八「何が?」 左之助「歩姉と、如月が今の時間にいないって…」 左之助の言葉に、新八が山崎歩と如月水桜の席を見ると、その席だけ誰も座っていなかった。 新八「本当だ。 珍しいね。 まぁ、二人はルームメートだし、二人そろって寝坊でもしたんじゃないの?」 とその時、 『ガラッ』 と教室の戸が開いた。 するとクラスメートの視線は入り口に集中する。
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