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もうすぐHRが始まる。
その為、新八達2年C組の生徒達が次々と席に着きはじめた。
というのも、土方先生が教室に来たときに席についていないと、恐ろしい目に合うからだ。
新八も他の生徒と同様に席に着く。
そして、周りを見渡すと、クラスメート達がわくわくしているの様子が伺えた。
新八は、
(そんなに楽しみなのか?)
と思いつつ、窓の外を眺めていると、左之助に話しかけられた。
左之助「なぁ、新八…」
新八は後ろの席である左之助の方に振り返る。
新八「何?」
左之助「珍しくないか?」
新八「何が?」
左之助「歩姉と、如月が今の時間にいないって…」
左之助の言葉に、新八が山崎歩と如月水桜の席を見ると、その席だけ誰も座っていなかった。
新八「本当だ。
珍しいね。
まぁ、二人はルームメートだし、二人そろって寝坊でもしたんじゃないの?」
とその時、
『ガラッ』
と教室の戸が開いた。
するとクラスメートの視線は入り口に集中する。
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