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―――…
――…
「おはよう…って、あら陸斗、昨日お風呂入っていないの?」
朝食の準備をしていた、鈴乃は陸斗が私服なことに気付き、眉をあげている。
「あぁ…うん…。」
陸斗は戸惑いながら、返事をする。
「もう…弥ったら、昨日入るように言っておいてって伝えたのに…。」
鈴乃の言葉に陸斗はドキッとする。
「まだ時間はあるわよね…?急いでシャワー浴びてきちゃいなさい。」
鈴乃は陸斗に微笑みながら言う。
「…うん。あ…あのさ、弥姉は?」
姿が見えないことに気付き、鈴乃に問う。
「あぁ…生徒会の会議らしくてね、けっこう前にでていったわよ?」
「あっ…そう…。」
「…?まぁいいから早くシャワー浴びてきちゃいなさい!」
鈴乃は陸斗の背中を押し、風呂場へと向かわせる。
「―…ん…。」
陸斗は力ない返事をし、風呂場へと向かった。
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