・伝える想い

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―弥SIDE― ――――… ―――… 後悔? えぇ、してますとも。 激しくしてますとも。 自分何やってんだよ、みたいな…? 「………弥?大丈夫?」 「生徒会長、顔真っ青だぞ。」 「は…はは。ごめん、会議中に。」 はぁー…お昼削ってまで生徒会室に皆来てくれたのに…。 なにやってんだ…。私…。 弥は深く溜め息をつき、皆に謝る。 「…まぁ、まだ授業まで40分あるんだし、休憩にしない?」 生徒会書記の長谷川夏希(はせがわなつき)が皆にむかって言う。 「そうだな。腹へったし。」 「…同じく。」 夏希の意見に賛成する副会長の早瀬守(はやせまもる)と、守とまったく同意見の生徒会会計の神楽久志(かぐらひさし)が言う。 「うん…じゃあ、10分後に再開ね。」 弥は近くのイスに座り、力をぬく。 「…………なーんか、いつもの弥らしくないわね。」 夏希は弥の隣りに座り、弥の顔を覗きこむ。 「あはは…ちょっと色々あってさ。」 「ふーん、あっ!そういえば、今日あんたの弟に会ったわよ。」 ――――――ドキッ 「眼鏡外しててさぁ。かなり好みだったぁ♪てか、なんで隠してたのよ!」 夏希は弥の背中を叩きながら言う。 「べ…別に、隠してたわけじゃな…ないわよ。」 弥は動揺しているのを必死に隠そうとする。 ………………陸斗、眼鏡外して学校に来たのか…。 あぁーもう…どうしよう。 顔あわせずらい…。 どうか学校が少しでも遅く終わりますように! 弥はそんなことを願いながら昼食の準備にとりかかったのだった。
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