日常、そして始まり

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『貴女に拒否などは出来ないと思いますよ?篠原 梓様。何故なら、貴女のご家族の身柄はもうこちらで確保しておりますから。』 「…!!」 今…何て…? 『ゲームの参加は貴女を含めた家族全員。なので先にゲームにご招待させて頂いたのです。あっ…三人共ご無事なので御安心下さい。』 「な…何を言っているんですか!?全く意味が分かりません!!それって誘拐ですよね!?警察に…『通報致しますか?でもそれは無駄です。警察はもはや我々の【手の中】ですから。』 「!!!」 また人の話を…一体何なの!? 私は怒りに任せ、電話を切ろうとした。 だが、また彼女の一言で私は電話を切る事が出来なかった。
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