◯街の大泥棒◯

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ジリリリリリーーーーッ 静かな街に サイレンの音が響き渡った。 ガラスの割れる音と同時に 何かの影が街の道を横切る。 街の人々には彼らが見えない。 見えるのは、 ごく少数の人のみ。 特殊な目を持つ者だけが、 彼らの素性を知っている。 私もそのうちの1人だ。 私は彼らの仲間。 なぜ私が彼らの仲間になったのか…。 それは少し前の 雪の降る寒い夜のことだった。
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