◯街の大泥棒◯

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私はその日の1ヶ月前、 母親を事故で亡くした。 父親はとっくの昔に亡くなっている。 私の家は、あまりお金がなくて ある大きな屋敷の手伝いをして暮らしていた。 しかし、私が働いても あまりお金にはならなくて 屋敷を追い出された。 行くところもなくて 私は誰も通らない線路際の道にうずくまっていた。 夜の街はより一層静かで 私はこのまま死んでしまおうと思い、目を閉じた。 すると、曲がり角から急に 10人の男の子が走ってきた。
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