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「小松！でかいやまだ！２人が殺された！」
最近の世の中は狂っている。新聞で何人死んだという記事をみるのが珍しくもなんともない時代になったのだ。
「２人死んだどころの騒ぎにはみえませんが」
上司はせきをきったように喋った
「それがな、こいつはひどい。中年の女と18くらいの男の子、おそらく親子だろ。 まだ身元がわかってないんだがな、理由はその殺し方だ」
「殺し方？殺しは確定なんですか？」
枯葉がきくと、上司はなぜか声のトーンをさげて続けた。
「バラバラだよ。それもいままでにないくらい細かくな。その死体の破片は鉄の串に刺されて、焼き鳥のようにされていたそうだ。あんなもん正気の沙汰じゃない。警察も周囲に落ちていた所持品から推測しただけで、特定は困難だと」
枯葉はそれだけ聞いて疑問が浮かんできた
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